誰も居ない部屋で


授業も終わり予定もなく
すぐに家に帰った。

「………?甘い、香り?」

まるでケーキみたいな…

キッチンに向かうが当たり前に
何もなかった。

「ご近所さんか、」

鞄を机に置いて手を洗い
珈琲を注いだ。