気が付くと隣ですやすやと寝ている和人。起こすべきなのかなぁ...

私が考えていると、寝言が聞こえてきた。


「ん...か、わせ…」




(え?!何で和人の口から、河瀬の名前が出てくるの?!)




私は同様して、和人から目を背けた……



(ん? あれ何??)




本棚のすきまから、赤いノートがはみ出している。 私はゆっくりとベッドから降り、本棚に近づいてみた。

(これって日記?)




めんどくさがりな和人が日記を書いていたことにびっくりした私。中を見ちゃいけないと思いつつ、表紙を開いてしまった━…