2006年春、
私達の運命を大きく変えた出会い。









「愛果〜何組だった?!」

後ろから私の名前を呼ぶこの声は友達の実羽。


「実羽!私たち、同じクラスだよ!!」


実羽としゃべりながら教室に入って席に着く。




「君、どこ中?」


残念な事に実羽と席までは近くになれず、ぼーっとしてる私に1人の男子が話しかけてきた。


「……S中ですけど」

「そぅなんだ〜。俺はA中!これからよろしくな♪」



馴れ馴れしく話しかけてきたこの男は、これから隣の席になる中嶋和人。


私、こういうノリの軽い人大っ嫌い! なるべくなら話しかけて欲しくなかった。














そう思っていたハズなのに、私の心は和人にノックアウトされた。

明日から、どんな風に接すればいいの?