「はぁー…」 先生が髪をクシャッと掻き上げ、大きな溜め息をついた。 「…すいません」 「ん?あぁ…妹尾が謝ることじゃないよ。ただ…」 「ただ?」 「あ…いや、何でもない。気にするな」 ふっと笑うと、先生は頭をぽんっとしてきた。