「じゃあ、本題にはいるけど…妹尾は進学を希望だったな?」
「はい」
先生の目線は、また書類に向けられた。
「大学?専門?」
「大学です」
「そうか。何の学部とかー…」
「教育学部です」
って…あれ、思ってたよりすんなり言えた自分にびっくり。
「!」
何故か驚いた顔をした先生と、目が合った。
ドクン。
私、変なこと言ったかな?先生にそんな顔をされるとー…
緊張と不安で、目を合わせていられなくなり下を向く。
「…教師を目指すのか?」
ドクン。
その質問には、目を見て返事をしなきゃ。
「はい」
下を向いていた顔を上げ、先生の目を見て答えた。
「…そうか」
「!」
先生から小さな溜め息が漏れた。
溜め息?
さっきよりも増して、不安に包まれる。



