ただ抱きしめられて、名前を呼ばれただけなのに、涙が出そうになる。
久しぶりに感じる先生の、熱い体温ー…
「!」
先生の身体から伝わってくる、尋常じゃない体温。
「先生っ…」
泰葉の身体に寄りかかり、ビクともしない先生。
とりあえず、もう一度ベットに寝かせなきゃー…
「先生、歩けますか?」
「ん…」
声を掛けても意識が朦朧としているのか、はっきりとした返事がない。
「ベットまで支えるので、ゆっくり歩いてください」
「あ…あぁ」
支えながらベットに向かうと、もう一度先生をベットに寝かせた。
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