「…何か用かよ?」
岩瀬の後を追うと、着いた場所は昨日の中庭。
泰葉が追ってきたのが嫌なのか、ものすごい睨みつけている。
「…岩瀬くん…」
その目つきに少し怖じ気づきながらも、岩瀬から目を離さない。
「…もしかして、昨日のこと?謝れってか?でも、先輩的には結果オーライでしょ。大好きな高橋先生が助けてくれたんだし」
先生が心配してくれたのは嬉しかった。
けど…そのことより、気になることがある。
「…違うよ」
「あ?」
私が岩瀬くんを追ってきたのはー…
「岩瀬くんが…寂しそうだから…」
一人で中庭に座り込み、俯いていた。
そんな岩瀬が気になった。



