…先生?
黙ったままの先生の様子が気になり、そ~っと顔を上げると…
「!?」
ドアップの先生の顔が視界いっぱいに見えた。
「先生…車…」
「もう停めた」
視線だけをフロントガラスに向け外を見ると、車は走っていなかった。
「どうして…」
視線を先生に戻すと、
「ん!」
触れるだけのキスが降ってきた。
「…先生」
「どうしてって…妹尾と、こうするため」
「んん!!」
さっきとは違う、キス。
「はぁ…んん」
長く…深くて…息をする暇もない。
「…泰葉」
「ん…」
二人っきりの時でしか呼ばない、名前。
キスでもドキドキするのに、名前で呼ばれたら…もっとドキドキしてしまう。



