「岩瀬は…退学したくないと言ってました」
やっと、先生の声が聞こえた。
が、思いもよらなかった発言に、職員室がさっきよりも騒がしくなった。
「な…何ですと!?」
「あの岩瀬がそう言ったんですか!?」
先生…
「…はい。そろそろ、落ち着きも出て来ることだと思いますし…何より、本人の意志を尊重させたいと思っています」
「う~ん…高橋先生がそう言うなら」
「高橋先生にも、生徒指導として頑張ってもらわなきゃいけませんね。これ以上、問題を起こさないように」
「ははは。頑張ります。あ、それじゃ。お先に失礼します」
「お疲れ~」
「お疲れ様です」
先生がこっちに向かって歩いて来る。



