職員室の近くまで来ると、先生たちの話し声が聞こえ始めた。 周りが静かなため、会話が鮮明に聞こえる。 「岩瀬は、どうしようもない問題児ですな。手に追えませんよ」 「本当に。このままでは、学校の評判を落としかねません」 「さっさと退学にした方がいいのでは?…ねぇ、高橋先生」 泰葉は職員室の扉前まで来たが、中に入るのをやめた。 今は、入ってはいけないような気がする。 それに… 先生は岩瀬くんを、本当に退学にさせようと思っているの?