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月曜日。


こんなに学校に行きたくない日は今までになかったな…



駅に着いて、改札をくぐろうとした時、


目の前に雷太がいた。



「千秋おはよ」



「…あ…おはよう」



改札に定期を当てようとしたら、腕を掴まれる。



「今日、学校終わったら千秋の学校まで迎えに行くから…」



そう言って、雷太は改札をぬけた。



−−−−−−−



午前中の授業…


あたし何も記憶がない…


「そういえば、今日奏先輩来てないね!」


何も知らないユリは不思議そうに言う。


「奏先輩は来てないのに…なんでリョウ先輩はいるんだろ?」



ユリはあたしの真横にベッタリくっついて座るリョウ先輩を指差す。



「ちあきん〇まに会いに来てるだけだよ♪
今日奏朝からずっと教室で寝てるしね」


「あの…もう少し離れてください」


「ヤダよ♪奏が居ない時にしかちあきん〇まにくっつけないし♪」


「……」



するとリョウ先輩はあたし頬に手をあてて、目を見つめて来た。



「奏なんてやめてさ、俺と付き合わない?」



いつになく真剣なリョウ先輩に正直ドキッとした。


「あ…あたしで女の子口説く練習しないでください!」



「うわぁ〜酷い…結構マジなんだけど…」



「もぉ!!冗談ばっかり!!怒りますよ!!」



あたしは顔を真っ赤にしながらリョウ先輩をポカポカ叩いた。


ユリは「意外とマジだったりしてぇ〜♪」と楽しそうに笑う…




はぁ…。



今は冗談を聞ける余裕ないんだけどな…