唇が重なって、ハッて気付く。 「…あ…ごめんっ!!」 あたしは雷太から離れる。 「千秋?」 「ごめん…帰るね!」 「千秋!!待って!!」 あたしは雷太が呼び止めるのを無視して家に帰った。 −−−−−−− ホントは居るはずない自分の部屋で、ただただボーっとする。 携帯を開いても、奏からの連絡はない… 鳴ってないのに携帯がバイブする錯覚がする… 後悔… 奏に当たった後悔… 雷太とキスした後悔… 頭の中がグルグルまわる… −−−−−−− 結局。 その日も次の日も奏からは何も連絡はなかった…