笑えないお姫様─笑顔を取り戻して─



「早く笑えよ...」

「....失礼します。雅、出よっ!!」

「うるさいっっ!!!!」



あたしのその1言で教室が
いっきに静かになった



「こっちは笑いたくても
 笑えないんだよっっ!!!!
 あんたなんかにあたしの気持ち
 なんて、わかんないよっっ!!!
 いい加減なこと言わないでッッ!!!」



そう叫んで、あたしは教室を出た