笑えないお姫様─笑顔を取り戻して─



__________・・・



「なるほど。
 そんなことがあったんだ。」

「....ん。」

「いいと思うよ。
 あたしは雅が決めたことに
 反対なんかしない。」

「ありがと、冴華。」

「でもさ、王子ってやっぱ
 雅のことが好きなんじゃない?」