「──・・病院ではリハビリをしてました。
けどそのリハビリは・・あたしにとって
すごく過酷なものだった。

痛くて、苦しくて・・・・・・・
笑い方も分からないあたしに、無理やり
笑わせようと__。」



涙が止まらない・・・

空のご両親がいるのに。。

でもそれくらいひどかった。
言葉なんかじゃ表せないくらいに・・・



「だから・・・空さんのような、すてきな
方の彼女が、あたしなんかでいいんですか?」

「雅、その話は・・・

「だめなのっ。あたしが隣にいたら、空の
いろいろな可能性を、壊しちゃいそうで
・・・怖いの。」



「雅ちゃん、話してくれてありがとう。
つらかったわね。」

「僕たちが2人の交際を、反対なんてする
はずないじゃないか。 空が選んだ女性な
んだから。」

「そうよ。それにあたし達は、空の彼女が
雅ちゃんでよかったって思ってるのよ?

笑顔なんて言っちゃ悪いかもしれないけど
関係ないわ。

雅ちゃんは、笑顔がなくたって十分すてきな
女性よ。
だから、《あたしなんか》なんて言わないで?」