笑えないお姫様─笑顔を取り戻して─



「じゃぁそれまで俺の部屋いるから。」

「は~い。」

「いこ、雅」

「うっうん。」



今思ったけど・・・空の家広っ!
3階建てだし・・・



「ここ、入って。」

「うっわ~!! 広っ!」



黒と白でまとめてある、空の部屋は
すっごい広い。



「そうか?」

「うん。あたしの部屋と大違い・・・
っていうかキレイだね。」

「もっと汚いと思った?」

「うん。男の子の部屋ってけっこう
汚いもん・・。」