信也の方に光をあてた。

信也は、顔が真っ青になっていた。

すると、いきなり信也が変な事を言い出した。



「ねぇぇ・・・いっしょにバスケやろぅぅぅぅ・・・」



「どうしたんだよ、信也・・・・」

裕也が訪ねた。


またまた、信也は、変な事を言った。


「信也?

 信也って・・・・だぁぁれぇ?」



「はぁ?何いってんの、お前・・・
 お前が信也じゃん」



「俺?  俺の名前は、仁・・・・・」

信也・・・いや・・・仁は、もう喋らなくなった。



「仁?・・・・・・・・まさか!」

裕也が震え出した。



「ドフっ!」

奇妙な音がした。

すると・・・・・

目の前に信也を殴っている道昭が見えた。



「お前!信也を返せ!じゃないと痛い目にあうぞ!」

そう言っている間に信也は、倒れていた。


「動いて・・・ないよね・・・・・」


「うん・・・・たぶんね」


「おい!立て!」





「み・・ち・・あ・・き・・?」

かすかに信也の声がした。


「ん?・・・信也?」


「何いってるの?」

信也が小さい声で喋った・・・・・