光の心拍数があがる。



このまま、十六夜に会えない

そんな予感がする。



「十六夜!!」



空間全体に光が差し込み

夢から現実に


引き戻される。



目を開けると、父がカーテンを


開き朝日が部屋に差し込む。


父は、私にゆっくり

歩み寄る。


「おはよう」

「ご飯出来てるよ」


光は、ゆっくりベットから

起き上がり

カーペットの床を歩き


階段を下り


リビングへ向かった。


暖かいご飯がテーブルに


並べてある。




光の大好きな食べ物ばかりだ。