光の目の前には、 一人の少女が立っている。 名前を十六夜。 私は、幼少の頃から彼女に よく会っている。 彼女は、私の夢の中で 会うのだ。 私には、彼女が 現実にいるのか、いないのか すらわからない。 十六夜には、今日あった 出来事を話すのだ。 こんな16年がずっと 続いている。 今日は、何かが違う。 そんな胸の焦りが おさまらないのだ。