少年は、目の前の少女に 失礼な事をしたことを 思いだし、顔を真っ赤にして いきよいよく頭を下げる。 「申し訳ありません」 「あまりにも姫様に似ていたので」 光は、目の前の少年を見て 悪い人ではないと思った。 「わかってくれたからよかった」 「ところで此処は何処なの?」 「此処は、月明かりの森です」 聞いた事のない森の名前で 混乱していた。