「やった!今日、金曜日だ!!」


毎週金曜日篠川先生の理社科!!!

リビングには1人で浮かれてるあたしの姿があった







いつもより早く家を出た


夜道を照らす町の街灯…


行きかう車…





…早く会いたい…






徒歩で向かった小規模な塾には10分余りで着いた



日が落ちて薄暗くなった通りに塾が明るく光っている




靴置き場を見てみると生徒の靴はなかった


「やった1番だ!!」







塾に入ると先生が机の上に覆いかぶさっていた



「……先生寝てる?」



腕の間から見える先生の寝顔が子供みたいで異様に可愛くて、


整った鼻筋や口元は 大人の色気っぽくて……



先生の寝顔は、あたしの頬を赤く染めた


なんだか起こしちゃいけない気がした


「ずっと見てたいなあ……」