『あー、それね?浅井先輩から聞いた』


あたしのキモチなんて知るはずのないくまは


何くわない顔で答えた







「浅井さんから…?」







浅井さんとはあたしたちより1つ年上の3年生で

くまの入ってる吹奏楽部の先輩であたしたちと同じ塾にかよってる(女)










…なんで…









なんで浅井さんがはちの情報をいち早く知ってんの?






「そ…っか」




複雑な心境を抑える事が精一杯だったあたしには他に出てくる言葉すらなかった







『てか、はちも朝まで飲んでるってありえないっしょ!今日文化祭あるって知ってるんなら断りなよ、って感じだし!!』








友達と飲んでたからって来なかったの?


……もしや…彼女……??


そういえばあたし、はちに彼女いるかもどうかも知らないし…