彼氏は2歳年上の高校生


そんな彼と約1年付き合ってる


"木村 美奈" 現役中学2年生



彼の名前は


"八坂 仁(じん)"


 

仁とは友達の紹介で知り合った



趣味も合うし話も面白い



何より顔が良かったし告られてokした




でも、仁とは住んでる地区が違うから



もはや遠距離恋愛状態……









そんな彼からあたしに久しぶりに1本の電話


「あ!!仁だ」




久しぶりの彼の電話に上機嫌で出るあたし



「もしもし、仁?どしたの??」



「美奈、久しぶり」



あれ?おかしい……いつもは高校生とは思えないほどの

高いテンションの仁がこんなに暗い声なんて…??





「なんかあった??」

不思議に思って聞いてみた



「・・・・・・・」





 仁は黙り込んでしまった

なんだか空気が重いような感じがした

しばらく続く沈黙にあたしは耐え切れなくなった


「もー何ぃ??用があるなら早く言ってよぉ♪♪」





何も答えてくれない仁にイラだった




「ホント何?!そんなんだと仁嫌いになるよ?!!」




勢いで言った一言だった



あたしの中ぢゃそんなの軽い会話の一部分だった





「……いいよ」




は??



「何がいいの?」



「俺を嫌いになってくれていいよ」





は??