怖い、一瞬で雰囲気が変わった。



まるで″あの時″みたいな―――





「怒ってる…?」




「怒ってないように見える?」




「…にゃぁ」




「可愛い顔してもダメ。今日はもう帰るぞ。」






抱きしめたまま持ち上げられた。


肩に乗せられて前が見えない。



なんか、やだっ…





「たすけっ…「怖くないから。小春落ち着いて。」





束縛怖い。


健吾も、次に何が起こるか分かんなくて怖かった。