「健吾に許可もらう…」 「あー、うざってぇなぁ…」 「ふにゃっ!」 もう遠慮とか強制とかどうでもいい。 無理やりにでも連れてけば良い話なんだ。 乱暴に頭を掻いて猫の細い腕を引っ張る。 その反動で猫がコケそうになったけど気にしない。 「えっと、どこに…「追てくればいいから。」 戸惑う猫と共にそのまま屋上に足を進めた。