それに…



「あいつ陣内と付き合ってんだぞ。だったら、恋愛豊富な俺の方が有利だと思わねぇ??」





奪える方法ならいくらでもある。


女と遊ぶのは、もう暇つぶしにしかならねぇかもな!







椎は驚いていた。何に驚いてる?




「お前、ホントにそう思ってんの…?」



「え、だってあいつら…」



「えー…同中の子によりますと。小春ちゃんは最強の天然で陣内のキモチに全く気付いておらず、陣内本人は大変な思いをしているそうです。」





メモを見ながら言うこいつがどことなく…ウザい。


″お前のために調べてきたんだぜ?″みたいな顔してるからもっとウザい。








「じゃあ、キスって?」



「日常茶飯事だそうな。」