「んー…誰ー?」



「同じクラスの友達…かな?」





一応…な。




猫は"あったかーい"と言いながら、俺の背中に抱きついてきた。



…当たってるぞ、あれが。



体のわりに結構でか――"ガッ"




「ぎゃっ……おっと。」





そんなことを考えていたら、頭を殴られ猫を落としそうになったが危機一髪で支えた。






理由は簡単だ。



もう般若を超えて鬼となってる陣内に拳で叩かれたから。







「束縛は嫌われるんだぜ?」




「ふっ…お生憎様。俺は小春に懐かれてるんで。」





嫌味で言ったのに、嫌味で返された。



殴りてぇ…