ふん、と当然のように言ってきたから。




「健吾もバカなんだからー!」




近くにあったテッシュ箱を投げてやった。





「お前っ、箱はねーだろ!」



「大事な用だったかもでしょ!」



「どうせ遊びに行こーとかだろ?ほっとけ。あんな人のメアド勝手に登録した奴なんか。」




あれ、とクッションを投げようとした腕を止める。



私、陣内くんとメアド交換してないよ?





(うーん?)



「でも、友達増えて嬉しいな!」



これで、萌ちゃんに続く二人目なんだ!





なのにそれを聞いた健吾は眉を下げながら笑った。