道路を歩いていると、健吾が手を出す それをいつものように掴む やっぱり、健吾の手は暖かい… 和むのぉ… ――校門をくぐった時 あ、あそこ行きたいなぁ 昨日暖かったとこにまた、行きたいの。 「健吾、先に行ってて」 「は、え?」 手を離して、私は中庭に向かった 早く日向ぼっこがしたいのだ。