空side




「寝たか…」



隣でぐっすり寝ている猫の柔らかい髪をそっと撫でる。





「…っつか、」



あの顔は反則だろ…




はぁーっと欲情する寸前の自分が情けなくて溜息をつく。





『なんじょ、くん…』



『あ?』



『きもちー…』




(くそっ…)



そんなの彼氏に言うセリフだろーがよ。




…そろそろ、やばいかもな。精神的にも。