その時だった 『―――ヒロ…?』 かすかに美咲の声がした 少しだけ 指も動いた 『美咲?!寛貴くん来てくれてるわよ!!美咲?大丈夫だからね!!お父さんもお母さんもそばに居るわよ!!』 おばさんは美咲に話しかける 美咲は 『…ヒ…ロ…?』 俺を探してるのか手を伸ばしてきた