季節が過ぎゆくとき、風は必ず問いかける
忘れ物はないか
やり直したいことはないか
強がりな私は答える、大丈夫だと
本当は後悔でいっぱい、あああれもこれもやり忘れた
でもね、私はもう知ってる
言い出すときりがないって
言ってるだけじゃ何も解決しないんだって
だから風は教えてくれる
次こそはやり忘れない様に、忘れ物しない様に
頬をかすめるときに耳元で囁いてくれる
それでも私は季節が過ぎるたびに強がって答えてしまう
だから風は止むことがない

冬が終わり、春はもうすぐそこ
楽しかった思い出だけは忘れない様に
次の季節に持って行こう