二人で公園の中を歩く。



遊具で遊ぶ小さな子供たちの姿を立ち止り…紫岐様は凝視。


「普通の幸福を望んで…俺は杏子と一緒になったが…俺は闇の世界で生きる人
間…杏子を幸せにするコトは出来なかった」


「……」


「お前の彼氏にも言っておけ…族までにしとけと決してヤクザにはなるな…闇の
深みに入り込むと…抜け出せなくなるから」