嵐の如く~俺様ヤクザが愛する女~龍・乱舞編

杏子さんと別れて…昼下がりの公園のベンチに座って…コンビニで買ったパンを食べる。


私はカツサンドに卵サンド。


でも紫岐様はチョコパンとエクレアを食べていた。


私は尻目でジッと紫岐様を見つめる。


「……!?」


紫岐様…私の視線にすぐさま気付いた。


「マフィアの男が…チョコパンを食べてるのがそんなに可笑しいか?」


「え、あ…いえ…チョコパンはパンだけど…エクレアはスイーツと言うか…」


「……俺にそんなコトを言って…唯で済むと思ってるのか?」

紫紺の瞳が私をキッと睨み据える。


「え、あ……」


「……」