嵐の如く~俺様ヤクザが愛する女~龍・乱舞編

次の向かった先は下町の飲み屋街。


まだ…昼間だから…どの店もシャッターが降りている。


半分…シャッター開いた店から女性の怒号。


「待って!!あんた…それを持って行かれたら電気代が払えない!!」


「うっせぇ~!!」


男が一人…店から出て来た。


「貴様か…女房…子供を養わず…フラフラとしてるサイテーな男は…」


「何だ?てめえ~!?」


紫岐様はいきなり男に喧嘩を吹っ掛ける。


「紫岐??」

男を追い駆けて来た女は紫岐様のコトを知っていた。