私は『朱雀』のアジトとなっている倉庫に連れて来られた。


「……」
金髪の少年の後に私は付いて歩く。
その背後には先頭を切って…突っ込んでいた紫紺の瞳の少年。


私は二人に挟まれて形で歩いていた。


屯している族のメンバーたちは皆…丁重に頭を下げてゆく。


そして錆び付いた階段を上がり…私は2階の部屋に通された。



「わいの名前は三鷹千暁(ミタカチアキ)『朱雀』の4代目総長や~親父は矢藤博文…お前さん
とは異母兄妹にあたる」


「!!!?」