嵐の如く~俺様ヤクザが愛する女~龍・乱舞編

急に光さんが立ち上がる。


「ちょっと来い…陽女華」


「えっ!?」


私たちは二人で人気のない庭を歩く。
池からは姿は見えないけど…蛙の鳴き声が聞こえて来た。


「この池には6月ぐらいになれば蛍が現れる…」


「えっ?」
光さんは池の辺に歩み寄って…ぼんやりと闇に浮かぶ月を眺める。


「…お前…彰にキスされたらしいな~」


「それは…まあ~」
過ぎたコトだからすっかり私の記憶からは抜け落ちていた。



「自分の秘密もシロから聞いたらしいじゃん」


「……はい」