嵐の如く~俺様ヤクザが愛する女~龍・乱舞編

「光さん…前髪に桜がついてる…」


「取ってくれ…陽女華」


「はい……」
私は光さんの前髪に手を伸ばし、花弁にとる。
一瞬だけ指先に触れた光さんの髪は柔かかった。


「……ありがとう~お前…ちゃんと食ってるのか?」


「はい…」


「……」
光さんのそばに居るだけで…何だか胸が詰まってお腹もいっぱいだった。



「…口数…少ないな~」


「そんなことは…///」