二日前だった…



俺はいつものように店の壁にもたれて顔も知らない女の子の歌を聞いていた。


その時だ――

店から男の人が出てきた
その人は真っすぐ俺の所まで歩いてきた。


「お前毎日来てるだろ?どうして中に入らない?」

きっとこの人はこの店の主人だろう


「簡単ですよ。俺がまだ未成年だからです」

俺が言うと店の主人は、よくできたガキだと俺を気に入ってくれた


「なに、問題ないさ。ここで歌っている子もお前さんと同じくらいの歳だ」


おやじさんは俺に店の出入りを許可してくれた。



そして今日俺は店に行く約束をした