see you again

「おじさん、私は…ちゃんと私のまま?」


「娃弥は娃弥だ。なにもコワくなんかない、お前らしく歌えばいい」

おじさんの言葉はどうしてこんなに私のなかに響くんだろ?


そうだよね

苦しいのも
コワイのも
全部私が私らしくあるための

私が私を見失わないための
大切な痛みだったんだ



おじさんにありがとうと言ってお店を出た。

「ねぇマサキ、ありがとね」

私が言うとちょっと照れたように帽子をかぶりなおした。