「すごいな…やっぱり本物は違うや……私なんかまだまだだな」


「そうでもないかもしれないぞ」

私が少ししゅんとしているのに気付いたのかおじさんが言った。


「娃弥だってきっかけがあればあいつ等と同じとこにくらいすぐ行けるよ」

そうやっていつも励ましてくれるおじさんの優しさが素直に嬉しい



「ありがとうおじさん、でもね…私には此処だけなの……どんなに大きなステージでも、どんなに素敵なステージでもきっと私の中で一番大きくて素敵なステージは此処以外ないと思う。此処はこの世界でいっち番最高の私だけの居場所だから…」


「娃弥…」




そう…

私にとって世界中のどんなステージより
この場所が…
私だけの最高のステージだから………


此処だけが私の居場所だから……