ドンッ――
店を出たところで誰かとぶつかった
深くかぶっていた帽子を少しあげて下を見ると、地面に尻もちをついた女の子がいた。
「ぁいたたた…」
もうッ誰よー
ッギターは!?
私は急いでギターの無事を確かめた。幸い何の故障もなかった
「ごめん…大丈夫?」
突然差し出された手と、かけられた声にビックリして上を向くとそこには一人の男の子がいた。
私は男の子の手をとって立ち上がった。
「ありがとう…こっちこそごめんね。あなた、おじさんのお客さん?」
彼は軽く頷いた。
「ひょっとして君、いつも此処で歌ってる…?」
「そうよ。牧原(マキハラ)娃弥って言の」
「俺は早瀬マサキよろしく」
これが二人の出会い――
店を出たところで誰かとぶつかった
深くかぶっていた帽子を少しあげて下を見ると、地面に尻もちをついた女の子がいた。
「ぁいたたた…」
もうッ誰よー
ッギターは!?
私は急いでギターの無事を確かめた。幸い何の故障もなかった
「ごめん…大丈夫?」
突然差し出された手と、かけられた声にビックリして上を向くとそこには一人の男の子がいた。
私は男の子の手をとって立ち上がった。
「ありがとう…こっちこそごめんね。あなた、おじさんのお客さん?」
彼は軽く頷いた。
「ひょっとして君、いつも此処で歌ってる…?」
「そうよ。牧原(マキハラ)娃弥って言の」
「俺は早瀬マサキよろしく」
これが二人の出会い――

