「ルリ、ヒスイ。」 一瞬、時間が止まったのかと思った。 低くて、落ち着いた声が響く。 その人が名前を呼んだだけなのに、あれだけ言い合っていた二人が口を閉じた。 相手に有無を言わさないような何かがあった。 声の主は、大きな黒革のソファに座る 異様なオーラを纏った、超絶に綺麗な男の人だった。