「ひゃっ…!」 反射的に大きく仰け反ると、落ちそうになった。 「大丈夫?」 そっと支えてくれたのは違う男の人。 ゆるくパーマがかかった栗色の髪がふわっとなった。 その人は親切で助けてくれたのに、わたしは申し訳ないくらい、震えてしまった。 「あ、ごめんね。」 困ったような顔をして、ここから離れていくその人。 悪いことしたな、なんて反省。 なんで…、治らないんだろう…。