「お~ろ~し~て~」 私はそう言って暴れ、出ようとする 「先生!早く閉めてッ」 慌てるようにユキが言う 「へっ?あ、うん!」 そう言うと朝ユキの手を嬉しそ~に 握っていた男が急いで鍵を閉めた 「早く車出してね」 ユキは鍵が閉まると 足を組み余裕そうな態度になった 「ユキくん・・・・」 先生と呼ばれた人は真面目な顔になった そりゃあ、15歳の男の子に こんな偉そうに命令されれば・・・・ 怒りもするよねっ 私は少し心の中で共感した