ユキは私を黙って見つめる ドキッ 無表情のユキ 私を見つめるその大きな瞳 形のいい綺麗な唇 筋の通った高い鼻 キメ細かな白い肌 あげればキリの無いその美しさ そんなユキに私は思わず赤面した 「言ってもお前には理解できないだろ」 廊下に静かにユキの声が響いた 「で、できるよ・・・・」 ユキの醸し出すどこか 冷たい雰囲気に私は怖気ずいた 「無理だ」