「勇人さん、ヘルプに来ました」 シュウと敦志は、それぞれの仲間を引き連れている。 向こうの人数も合わせると、5、60人はいそうだ。 「いいか~!勇人をやるんだ。分かったな!」 多分、梶崎組のトップレベルであろう男が、そう言い放つと、向こうのメンバー達は、拳を突き上げて叫んだ。 「ねえ、竜さん。このままじゃ、勇人が危ないよ!」