オレにとってのNo.1~言えない秘密~続編




「真由ちゃんも助けてるのに、何で私が逃げるのよ」


「真由とお前は違う!早く、逃げるぞ!」


引っ張る竜さんに抵抗をしていた時、耳を裂く様な大音量のエンジン音と共に、集団の暴走族がやって来た。


「あ、あれは…何?」


絶句する私に、竜さんは青ざめながら、


「シュウと敦志が来てくれたけど、向こうの族も来たな」


そう言った。


何だか、大変な事になってきたみたい…。


すると、竜さんは真顔で私に目を向けた。


「ますます危ない。逃げるぞ」