オレにとってのNo.1~言えない秘密~続編




「本当か?勇人」


男がそう聞くと、勇人はゆっくりと頷いた。


「ああ。その女は、真由のオトリ。だから、離せ」


私がオトリ…?


その時、何となく分かってしまった。


勇人たちがやろうとしている事が…。


「狙うのは、オレだろ?だったら、さっさとかかって来いよ!」


勇人の怒鳴り声は、静かなこの場所に、響き渡った。