「えっ?」 振り向くと、そこには勇人だけでなく、竜さんと知らない女の人も立っていた。 あの人、誰…? まさか、電話で言ってた真由ちゃんて人? 「美優ちゃんを離しな!」 威勢良く言ったのは、その女の人だった。 「誰だ?お前は」 「私は、真由。勇人の婚約者は私だから」 仁王立ちをして、真由ちゃんは男に指をさしながら言った。 こ、婚約者!? 何? 一体、何が起こっているんだろう…。